U.S. National Science Foundation
国家人工知能研究リソース(NAIRR)パイロットは、産学官の連携によって米国に競争力のあるAIエコシステムを築くことを目指す先駆的な取り組みだ。研究者や教育者に対し、公共・民間両セクターの最先端計算基盤やデータセット、ソフトウェア、AIモデル、技術的知見へのアクセスを提供し、AIを活用した発見とイノベーションを加速する。
2024年1月、米国科学財団(NSF)は他の連邦機関14機関と民間パートナー28社とともにこのパイロットを立ち上げた。開始以降、AIと科学の研究を前進させ、AI人材の育成と教育の加速にも貢献している。
米国のAI行動計画の提言に基づき、NAIRR運用センター(NAIRR-OC)は、無駄のない持続可能な運用主体として機能し、現在のパイロットから長期的なNAIRRへの移行を担う中核となる。今回の公募は、AI研究と教育のための統合的な国家基盤を支えるべく、ビジョン策定や調整、運用、開発を担うコミュニティ型組織の提案を求めるものだ。
採択された案件は、産学官の連携によってAIイノベーションと国家競争力を加速するというNAIRRの構想を前進させる。NAIRR-OCが担う主要な目標と責務は次のとおり。
組織運営では、NSFや他の連邦パートナーが定めるビジョン、目標、要件に沿って、NAIRRの運用枠組みや組織マネジメント、成功指標を確立する。
能力構築とコミュニティ形成では、パートナー組織やリソースとの接続、統合ウェブポータルの展開、データ関連リソースなどのNAIRRへの統合、アウトリーチやコミュニティ形成活動を通じ、NAIRRの関係者を支援する具体的な開発を進める。
パイロット運用との接続では、既存のNAIRRパイロット参加パートナーと調整し、独立して支援される運用チームと連携しながら、将来NAIRR-OCがこれらの機能を担うための個別計画を策定する。
NSFは今回の公募で1件のみ採択する見込みだ。NAIRRプログラムマネジメントオフィス(PMO)を通じて活動を監督し、PMOには連携機関の代表が加わる可能性がある。採択者は、NAIRRの優先事項や実績、資金の状況に応じ、将来の段階で運用上の責務や業務が拡大される可能性がある。
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